
※イメージ画像です(AIにより生成)
結論から言うと、ブログのジャンルは、「自分が続けられること」「読者の悩みがあること」「経験や調べた裏づけを示せること」の3つが重なる場所から選ぶのが、いちばん安全です。収益になりやすいかどうかだけで選ぶと、書くことが続かなかったり、実際の経験がないために、内容が薄くなったりしやすくなります。
この記事では、Google検索セントラルの「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツ」の考え方を土台に、ジャンルの選び方を整理しました。収益化の方法(アフィリエイト、広告など)は、ジャンルを決めた後に考えても、遅くありません。
この記事でわかること
- ジャンルを選ぶときの3つの視点
- Googleが示す、コンテンツの考え方(経験・専門性・信頼性)
- 避けたい選び方(検索エンジン第一の発想)
- 慎重に扱いたいジャンル(YMYL)
- 収益化の選択肢との関係
- ジャンルを決めるためのチェックリスト
ジャンルを選ぶ3つの視点
| 視点 | 問い | 例 |
|---|---|---|
| ① 続けられるか | 半年、1年、書き続けても、飽きない・苦にならないテーマか | 趣味、仕事の経験、日々の関心事 |
| ② 読者の悩みがあるか | 困っている人が、検索で答えを探していそうか | 手順、選び方、トラブル対処、比較 |
| ③ 裏づけを示せるか | 実体験や、調べた一次情報(公式情報・公的資料)で、書けるか | 実際に使った、試した、公式で確認した |
この3つが、重なるところが、ジャンルの候補です。1つでも欠けると、続けにくくなったり、読者に役立たなかったりします。
Googleが示す、コンテンツの考え方
Google検索セントラルの公式ドキュメントでは、検索のランキングシステムは、ユーザーの役に立つ、有用で信頼できる情報を、上位に出すよう設計されていると説明されています。そして、コンテンツを自己評価するための質問が、示されています。
自己評価の質問(要約)
| 観点 | 問いの例(公式ドキュメントより) |
|---|---|
| 独自性 | 独自の情報、レポート、分析を提供しているか。単なるコピーや言い換えではなく、十分な付加価値があるか |
| 包括性 | 特定のトピックについて、実質的で、詳細な説明があるか |
| 専門性 | 情報源や、専門知識の裏づけ、著者の背景を示しているか。明らかな事実誤認はないか |
| 経験 | 実体験や深い知識(商品の使用や、現地訪問など)が示されているか |
| 目的 | サイトに、主要な目的やテーマがあるか。読み終えた人が、目的を果たせる情報を得られるか |
E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)
公式ドキュメントでは、E-E-A-T(Experience, Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness)の組み合わせで、有用性の高いコンテンツを見極めると説明されています。4つの要素のうち、信頼性が、最も重要とされています。また、E-E-A-T自体は、直接のランキング要因ではない、とも書かれています。
つまり、ジャンル選びは、「どのテーマが、検索で有利か」よりも、「そのテーマで、信頼できる情報を出せるか」で考えるほうが、理にかなっています。
避けたい選び方
Googleの公式ドキュメントは、「検索エンジン第一のコンテンツ」の警告サインとして、次のような例を挙げています。ジャンル選びにも、当てはまります。
| 警告サイン(公式ドキュメントより) | ジャンル選びでの言い換え |
|---|---|
| 検索流入の増加を主な目的として作っている | 「検索で、人が多そうだから」だけで選ぶ |
| 多くのトピックで上位表示を狙い、大量に制作している | 関連性のない、幅広いジャンルに手を出す |
| 価値を加えず、他者の意見をまとめるだけ | 自分の経験や調査がないまま、まとめ記事だけを作る |
| 実際の経験がないのに、検索流入を期待して、ニッチなトピックを扱う | 経験のない分野を、「穴場だから」と選ぶ |
| 答えが存在しない問い(未確定の情報)に、答えると約束する | 噂や予測を、断定して書く |
特に重要なのは、「実際の経験がないのに」という点です。経験のない分野は、調べて書くことはできても、「自分の言葉」で示せる部分が少なくなります。調べて書く場合は、公式情報や公的資料にもとづいて、事実を整理し、確認した範囲を明示することが、誠実な書き方です。
慎重に扱いたいジャンル(YMYL)
Googleの公式ドキュメントでは、YMYL(Your Money or Your Life)を、人の健康、安全、経済的安定、社会の福利に大きく影響しうるトピックとしています。こうしたトピックでは、E-E-A-Tの優れたコンテンツが特に重視されると説明されています。
| 分野の例 | 注意したい点 |
|---|---|
| 健康・医療・サプリメント | 診断や治療の断定は避ける。公的機関・医療機関の情報にもとづく。薬機法などの広告のルールにも注意 |
| お金(投資・保険・ローンなど) | 断定的な利益の保証は避ける。公的な情報や、各社の公式情報で確認する |
| 法律・税金 | 一般論と個別判断を区別する。最新の制度を確認する |
| 安全に関わる情報 | 公式の注意喚起や、メーカーの情報を確認する |
これらのジャンルが「ダメ」なのではありません。裏づけの取り方と、書き方に、より慎重さが求められるということです。経験や専門性が足りない場合は、一次情報を丁寧に参照し、断定を避け、「専門家に相談する」旨を添えましょう。
収益化の選択肢との関係
ジャンルを決めたあとに、収益化の方法を考える順番が、おすすめです。
| 収益化の方法 | ジャンルとの関係 |
|---|---|
| アフィリエイト(成果報酬型広告) | ASPで、そのジャンルの広告があるか、提携の条件は何かを、確認する。「ASPとは?アフィリエイトの仕組みと選び方の基本」を参照 |
| 広告(アドセンスなど) | アクセス数に左右される。ポリシーで、扱いに制限のある内容もある |
| 自社の商品・サービス | 専門性や、経験が、直接つながる |
「ASPに広告があるから」と、広告の有無でジャンルを決めると、読者の悩みから離れた記事になりやすくなります。まず読者の悩みを解決することを考え、そこに、役立つ商品があれば、紹介する、という順番を、おすすめします。収益化までの現実的な期間は、「ブログの収益化はいつから?正直な期間の目安」で整理しています。
ジャンルを絞る?広げる?
| 考え方 | 内容 |
|---|---|
| 最初は、絞る | 1つのテーマで、記事を積み重ねる。サイトの目的が、読者と検索エンジンに伝わりやすい |
| 関連する範囲で、広げる | 読者の悩みが、つながっている範囲に広げる |
| 無関係な分野には、手を出さない | 雑記ブログを否定するものではないが、初期は、テーマを絞るほうが、方向性が定まりやすい |
Googleの公式ドキュメントでも、サイトに主要な目的やテーマがあるかが、問いに含まれています。
ジャンルを決めるためのワーク
次の5つの問いに、紙に書いて、答えてみましょう。
- 好きなこと・得意なことを、5つ書き出す(仕事、趣味、生活の工夫など)
- その中で、実際に経験したこと・試したことを、選ぶ
- その経験で、人が困っていそうなことは何か、書き出す
- 半年間、毎週1本ずつ書けそうか、想像する
- そのジャンルで、書けない話題(経験がない・不確かな情報)は何か、線引きする
5つの答えが、うまくつながったテーマが、最初のジャンルの候補です。
チェックリスト
| 確認すること | OK? |
|---|---|
| 半年〜1年、書き続けられそうなテーマか | |
| 読者の悩み(検索される問い)を、具体的に思い描けるか | |
| 実体験、または、公式情報や公的資料で、裏づけを示せるか | |
| 「検索で人が多そう」だけで、選んでいないか | |
| YMYLのジャンルの場合、断定を避け、専門家の情報を参照する準備があるか | |
| 広告や表示のルール(景品表示法、薬機法など)を、確認する意思があるか | |
| 最初の10記事の、タイトル案を書き出せるか | |
| 収益化の方法は、ジャンルを決めた後に検討するか |
よくある質問(FAQ)
Q. 収益化しやすいジャンルを選ぶべきですか?
収益化のしやすさは、時期や競合で変わります。この記事では、特定のジャンルの収益性を断定しません。続けられるか、読者の役に立てるか、裏づけを示せるかを、先に考えることをおすすめします。
Q. 経験のないジャンルでも、書けますか?
調べて書くことは、可能です。その場合は、公式情報や公的資料を参照し、事実を整理し、確認した範囲を明示してください。体験したように書くことは、避けてください。
Q. 複数のジャンルを、1つのブログで扱ってもいいですか?
可能ですが、初期は、テーマを絞るほうが、方向性が伝わりやすくなります。関連性のある範囲に、少しずつ広げる方法があります。
Q. ジャンルを決めたあとで、変えてもいいですか?
変えることはできます。ただし、記事数が増えたあとでの変更は、手間がかかります。最初の10記事ほどを書いてみて、続けられそうかを判断する方法もあります。
Q. 健康や、お金のジャンルは、避けたほうがいいですか?
避けなければならない、ということではありません。裏づけの取り方と、書き方に、より慎重さが求められます。断定を避け、公的な情報を参照し、専門家への相談を促す書き方を、おすすめします。
Q. 競合が多いジャンルは、やめたほうがいいですか?
競合の多さだけで判断せず、自分の経験や、切り口で、独自の価値を出せるかを考えてみてください。この記事では、競合の分析の方法は扱いません。
Q. 副業としてのブログに、向いているジャンルはありますか?
時間が限られる副業では、「すでに知っていること」「仕事や生活で身についていること」が、書きやすいことが多いです。ただし、会社の就業規則や、守秘義務に反しない範囲で、取り組んでください。
まとめ
- ジャンルは、「続けられる」「読者の悩みがある」「裏づけを示せる」の3つが重なる所から選ぶ
- Googleは、ユーザーの役に立つ、信頼できるコンテンツを重視している。E-E-A-Tでは信頼性が最も重要とされる
- 「検索で人が多そうだから」「穴場だから」だけで選ぶのは、避ける。経験のない分野は、一次情報で丁寧に裏づける
- 健康・お金・法律などのYMYLは、断定を避け、公的な情報を参照し、専門家への相談を促す
- 収益化の方法は、ジャンルを決めたあとで考える
「何を書くか」を決めることは、「誰の役に立つか」を決めることでもあります。ゆっくり、納得のいくテーマを見つけてください。


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